イカサマダービーは、ブラフをかますタイプの競馬ゲームです。
自分が意図した馬を進め、勝たせるゲームとしては、
ライナークニツィア作の「ロイヤルターフ」が挙げられますが、
それとはちょっと違ったテイストでしたので、今回はこのゲームをご紹介します。
効率を考えるよりもブラフゲームに近い感じ
このゲームは、レースが終わった後、プレイヤーの支持する馬を当てれば、
その賞金をそのままもらえる(ただしリスクはある)という特徴があります。
ロイヤルターフとは大きく異なる点ですね。
ですから、自分が推している馬が相手に悟られないように、
しなければなりませんが、当然1位の賞金は大きいわけで、
そこでジレンマが発生するわけです。
また、プレイヤーが進めるべき馬はカードで渡されるのですが、
その馬の種類は重複することがないので、ブラフをかませすぎても、
看破される場合もあるのです。
またこのゲームには、全ての馬を進めるカードもありますが、
この利点は、中間チェッカーをとらせたり、かく乱するのに一役買いますね。
ゲームにスパイスを与えている要素といえるでしょう。
賭け事系は盛り上がる
レース最後に不正を告発するのもお金を払うため、
最後まで気を抜くことができません。この盛り上がりは上手くできていますね。
特に4人だと、1人のプレイヤーが予想を外せばあっという間に
惨敗してしまいます。むしろレースよりもレース後の方が重要でしょうね。
1人だけに看破された場合、賞金は山分けになるので、
暗黙の了解で、協力し合っても面白いかもしれません。
その意味で、色々と可能性の広がるプレイングが楽しめるでしょう。