「算数(数学)って将来役に立つの?」という問いに塾講師として真剣に答えてみたよ

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「数学なんて、将来使わないじゃん! 国語や英語の方が使うでしょ?」

数学が苦手な子の吐く言葉です。
中学受験算数にはじまり、因数分解や三角関数なんて
実社会では使わない、よって学んでも無駄じゃんって話です。

実際、むしろ逆なんですけどね。
実社会において、数学は他の教科よりも重要です。

では、数学を学ぶことでどのような良さがあるか説明しましょう。

数のイメージをつける特訓をする

中学入試でこんな問題がありました。

「4を4つと+、-、×、÷、()をつかって、答えが0~9になる式を
 それぞれ1つずつ作りなさい」

基本、総当たりで探していきますが、「数のイメージができている」子は
このスピードが速いのですね。そしてそういう子は総じて学力が高いです。

ここで言う具体的な数のイメージとは、
「4÷4をすると1になるな、奇数はこれでしかできないんだな」
「4をたしてひくともとの数にもどるんだな」
こういう「気づき」の部分です。

僕は「問題解決能力」と言っていますが、
算数や数学は教科の中で、圧倒的と言ってもいいほど
最も出題バリエーションの多い教科です。

つまり、多様な見方や論理的思考がないと
暗記だけでは太刀打ちできないんです。

多少勉強しなくても成績は落ちることのない力

問題解決能力は、実社会においては不可欠な能力です。

現在はネットをはじめとして、たくさんの情報が新しくなり
取捨選択していかなければなりません。
必要なものを自分のものとしていく力なんですね。

逆に数学ができない子は以下のような特徴があります。

・論理的な思考を必要とする討論はもちろん、ゲームも好きではない
(得意・苦手は別としてそもそもやりたがらない)
・感情で言葉を出すから、言ったあとにどうなるか想像できない
・現実の問題を解決するのに、順序立てて解決の道をたどっていくことができない。
 自己アピールをしたり,プレゼンしたりするのが苦手
・自分の周りでトラブルが起こったとき、自分で答えを出す前に周りに相談する

ここで、数学はできても「問題解決能力」の低い子はいます。
具体的には、解き方を暗記して良い成績に「見える」子です。
このような子は、模試などで範囲が広くなった時にボロが出ます。

知識は忘れても、思考法は残る

高校数学で、必要十分条件や対偶などの論理を学びますが、
これらを大人になって忘れたとしても、数学的な考え方は一生にわたって
ずっと残るのですね。

ただ、それは目には見えにくいので、数学が苦手な人に限って
「数学がなんの役に立つかわからない」となるのです。

因数分解や三角関数も数のイメージを捉えれば、
中学入試の延長のようなものです。

実用的な話でも、建築、SE、金融、工学はもちろん使うわけですからね。
営業マンでも論理的に話さないと、お客さんに商品の良さを
分かってもらえません。

まずは、数を使ったパズルからやってみることをオススメしますよ。

まとめ

・数学は全ての教科の中で最も重要
・論理的思考があれば、現実の問題に的確に対処できる
・知識がなくても体系は変わらない。実用的な部分でも必須である

うちの小学生の授業では、
「どうして答えの数になったか説明してみようか」と
僕は言っています。

例題通りやれば、基本の問題は解ける。
でも、それはやり方を真似しただけに過ぎず、
バリエーションが変わった時に対処できなくなってしまうからです。

案の定、問題に出てくる数を

適当にたしてみた、かけてみた

だけの子も多いのですね。
「相手に説明できて、初めて完璧に理解できている」
という言葉は至言だと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

ふじわら先生

1980年6月26日生まれ。A型。 仙台市の学習塾「藤原進学塾」を運営しております。ボードゲーム「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者です。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。 自由でストレスのない生活を送るために、人生を楽しむための企画づくりを毎日のテーマとしております!