これからはじめる人も!大人からの視点で、子どもに「人狼ゲーム」を楽しんでもらうための4つのポイント

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現在、「人狼ゲーム」というと、テレビ番組の企画として話題になるほど広がっていますね。

ボードゲームにふれる人が増えることは大変喜ばしいなと思う一方で、実際に人狼ゲーム(10歳以上~)を小さな子達でやるのは、難しいと感じることもしばしば。本当の人狼の良さを楽しんでもらうために、大事なこととは何か、まとめてみました。

人狼ゲームとはどんなゲームか

「人狼ゲーム」は現在、様々な種類がありますが、基本は「村人」側と「人狼」側の戦いです。

夜になると、人狼側は村人側のプレイヤー一人を選び、食べてしまいます。(後述:噛むともいいます)

次に、昼になれば、人狼・村人側ともに話し合い、だれが人狼なのか話し合ったうえで投票し、投票数の最も多かった一人を処刑することになります。(後述:吊るともいいます)

これを繰り返し、村人側は人狼をすべて吊ってしまえば、勝ちになり、人狼は村人側と同じ人数以上になれば、勝ちになるゲームです。

村人側陣営には推理の手掛かりとして、

預言者(占い師):一人が人狼であるか調べることができる

霊媒師:昼に吊ったプレイヤーが人狼であるか調べることができる

騎士(ボディガード):夜の間に他のプレイヤー一人を人狼から守る

などの役職が存在します。

一方で、人狼は自分が人狼だと他のプレイヤーに悟られないよう、

嘘をついたり、ニセの役職を騙って村人を翻弄するのが面白いところです。

なぜ人狼ゲームが面白くなくなるのか

ところが、その一方で、ボードゲームが好きな子であっても、

「人狼ゲームはイマイチ・・・」と敬遠してしまう子もいます。

実際に何人もあった例ですが、彼らが言うには

「すぐに死んじゃう。面白くない!」

「いつも村人になっちゃう。つまらない!」

「狼になったとき、どうしていいか分からない!」

こんな不満点が必ずと言っていいほどでてきます。

このような人狼ゲームにならないように、大人や経験者は配慮すべきだと僕は考えてますね。

でも、だいじょうぶです!次からの4つのポイントを押さえれば、

必ず楽しい人狼プレイになることでしょう!

ポイント1 印象吊りを(なるべく)しない

占い師A君「占い師です。Bさんは人間でした」

Bさんが人間であること以外に情報がない場合、

誰かを投票しなければならないのですが、

そのときに真っ先に選ばれてしまう子がいます。

それを仮にC君としましょう。

こんなシチュエーションは人狼ゲームではよくありますが、

「よくC君はウソをつくから」「よくC君は吊られているから」

という理由で、すぐにC君は吊られてしまった…ということを、よく見かけます。

このことは印象吊りと言われていることです。

そして、多くの場合、C君を選んだ理由を子どもは喋らないのです。

投票することにルールや決まりがないのが人狼ゲームですが、

こんなことが毎回続いてはC君は面白くないですよね。

投票させる時に、「なぜ投票するのかなるべく言ってあげる」ということを

大人から呼びかけてみましょう。

ポイント2 団体戦であることを意識させる

子どもとしてはゲームに参加できなくなるのは面白いことではありません。

彼らは、なるべく生きようとします。

生きたさのあまりに、「村人」でも「占い師」でもウソを話すこともあります。

ですが、そうすることで「だれが人狼か探し当てる」協力関係は破綻してしまいます。

そうした子達には、村人側は(最終日の特別なケースを除いて)なぜ、ウソを村人が

言ってはいけないのか、考えさせる必要があります。

ポイント3 議論に参加させる、話を膨らませる

人狼ゲームに参加しているこの中には、人見知りや消極的な子もいます。

昼に議論している時に何も話さないままだと、どういう考えを持っているか

伝わりづらいですよね。大人の方から、話を持ちかけてみましょう。

最初は「だれかあやしそうな人はいる?」程度の質問でかまいません。

そこから考えが読み取れれば、面白さに繋がることもあります。

ポイント4 多方面の視点を持たせる

これはかなり難しいことですが、村人でつまらないという子は

「自分」視点でしか、村を見ていません。つまり、

「もし、人狼がウソを言わずに潜伏しているとすれば、

人狼は、あまりウソを言わなそうな人じゃないか?」

などという、見方ができないのです。

そして、少ない情報のなかで投票するわけですから、

必然的に議論も盛り上がらなくなってしまいます。

「もし、○○だったら」という選択肢を持たせてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか? 人狼ゲームの議論においては明確なルールはありませんが、

楽しむための一つの手段として、経験者がエスコートしてあげるとよいでしょう。

その際に、経験者の定石から外れるからといって責めないであげてくださいね。

終わったあとで、感想戦ができるような環境が最高です。

僕は人狼ゲームは議論を楽しむ場だと思っています。

そして、人狼ゲームを通じて、もっとボードゲームが広がってくれればいいですね。

それでは、楽しい人狼ライフを!

ABOUTこの記事をかいた人

ふじわら先生

1980年6月26日生まれ。A型。 仙台市の学習塾「藤原進学塾」を運営しております。ボードゲーム「漁村においでよ!」「俺の街」「ぶたぶたこぶた」作者です。独自の楽しくアタマが良くなる知育パズル本も好評発売中。 自由でストレスのない生活を送るために、人生を楽しむための企画づくりを毎日のテーマとしております!